ずっと住み慣れた家で暮らし続けたい 支え合う地域のケア力 一緒に考えてみませんか?

20180324 藤原様20180324
平成29年度 第4回勉強会
シンポジウム 介護保険と介護予防 ~いつまでも元気でいるための1・2・3~

日時:平成30年3月24日(土) 10:00~11:30
場所:日生公民館 会議室
主催:NPO法人猪名川在宅ケアを考える会
後援:猪名川町
参加者:36名(講師2、住民17、会員17)
(内容)
22年後の2040年には、高齢人口がピークに達し、4,000万人に、そのうちの40%は一人暮らしになるとされるなか、猪名川町の介護保険と介護予防の取組について、町と社会福祉協議会の立場からお話しいただきました。

介護保険制度について 
猪名川町生活部福祉課 主幹 藤原敏行さん
資料 介護保険制度について 8P
介護保険事業所一覧/平成30年1月改訂版 9P
・「介護保険制度について」
2000(平成12)年、少子化・高齢化・核家族化が進むなかで、要介護状態の人を社会全体で支え、保健医療の向上及び福祉の推進を図ることを目的として制定された。3年を1期として計画を見直し、現在第6期が終了し、来年度から第7期が始まる。
・「高齢化について」
2017年の猪名川町高齢者人口は8,456人、高齢化率は26.9%であった。団塊の世代が75歳になる2025年には、猪名川町高齢者人口推計は10,028人、高齢化率は33.1%、後期高齢者数が前期高齢者数を上回ると予測されている。(全国的には2018年発表で逆転した) 後期高齢になると介護保険認定率が高くなり社会保障費が増加するので、国として徐々に準備し抜本的な政策を作っていこうとしている。これまでは専門職のサービスを提供できていたが、これからは専門職の介護を受けられない人が出てくると危惧され、介護予防への関心が高まっている。
・「地域包括ケアシステム」
住み慣れた地域でのなじみの環境の中で自分らしい暮らしや「したいこと、やってきたこと」を続けられ、主体的に生活できる(自立支援)ことを支援するため「地域包括ケアシステム」が制定された。地域の多様な資源(介護保険サービス、民間サービス、ボランティアサービス、介護予防サロン、ご近所の見守りや援助、趣味の会等)を活用し、「住まい、医療、介護、予防、生活支援」を一体的に提供する体制である。
・「介護予防、日常生活支援総合事業。生活支援体制整備事業」
町として、社協の生活支援コーディネーターと一緒に地域の支え合いを考えていく仕組みつくりをしたいと考えている。週1回通える楽しみの場をつくり、「介護予防」となるような体操や脳トレなどを行い、「つながる」「きづく」「うまれる」の助け合いを育む関係が生まれることを期待している。

介護予防について
猪名川町社会福祉協議会 事務局次長 別宮新吾さん
猪名川町社会福祉協議会は高齢者福祉サービス、障がい者福祉サービス、児童福祉サービス、生活困窮者サービスを担っている。
・「予防とは」
予防とは、想定される悪化やリスクに対して事前に備えておくことである。医学的に予防は3段階に分けられる。
ⅰ 1次予防 ⇒ 病気の発生を未然に防ぐ行為 ストレス解消、生活習慣病予防、食生活改善、運動、活動的生活、禁煙、飲酒、インフルエンザ予防注射
ⅱ 2次予防 ⇒ 早期発見・早期治療を行い、病気の進行や重篤化を防ぐ
ⅲ 3次予防 ⇒ 後遺症治療や残存機能の回復、再発防止、身体機能低下防止
・「社協で実施している主な介護予防事業
ⅰ 脳の健康教室(認知症予防) 今年度から週1回日生公民館で実施 参加約30人
サポーター約40人 東北大川島教授による公文式学習療法、体操
ⅱ 健康長寿対象教室助成(運動面から)…平成26年から実施 15か所
ⅲ 食の健康講座(栄養面)…管理栄養士が食のアプローチ 出前講座 相談 講演会
ⅳ いきいきサロン助成(社会参加・活動面)…介護予防や居場所づくり
ⅴ デイサービス(運動機能訓練や口腔機能訓練)…要支援1,2の方に誤嚥予防、嚥下機能維持のためのプログラム実施
・「介護予防のまとめ」
生活習慣や生活環境の改善で健康増進を図り、身体面と精神面の両面からのバランスよいアプローチが大切。「孤独」は「孤毒」になるリスクがあり地域や社会とのつながりが大切。

(質疑・応答)
Q1 脳の健康教室は30年度よりサポーターによる自主運営に任せるとのことであるが、混乱している。ボランティアとして参加しているうえ、サポーター同士の交流もさほどではない状況で不安がある。
あまりに無理のある展開ではないか?
A/別宮様 社協としても、サポーターに一気にお任せするのではなく、側面から支援を継続することとしている。

Q2 町としての具体的な取り組みが知りたく参加した。
脳トレなどは年間600人が参加したというが対象としてはごく一部、点にしか過ぎないのではないか、面としての取り組みが必要ではないのか?もっとも高齢者が困っているのは多臓器(いろいろなところが悪くなっている)を診てくれる医者がほとんどいないことである。町はどのような見通しをもっているのか?
また、このような議論する場、住民の意見のヒアリングの場がなく、広く設けて欲しい。
A/別宮様 健康長寿体操や脳トレなどの助成金は合計年間600万円程度、介護保険の特別会計から出ている。例えば老人保健施設入所の費用は1人年間300万円程度、600人の脳トレに参加した方たちなどが健康に過ごせて施設入所の人数や期間を少なくできれば介護給付費を抑えることになる。
A/藤原様 町としては、点で支えるだけではなく、多職種・専門職が連携し、同じ方向を向いて係わることが重要だと考えている。川西市医師会(猪名川町の開業医が属する)を中心に在宅医療連携推進協議会が開催されており、開業医、ケアマネージャー、薬剤師、総合病院の医療連携室、介護施設等々が参加して連携している。
広く住民の意見交換・ヒアリングの場を設けることについては、持ち帰って検討させていただきます。
A/司会者・石井 町内には訪問医療のこひつじクリニックが、9診療科目に、4台の車、複数名の医師、看護師、薬剤師が対応している。総合病院に相当する対応ができていることを承知していただきたい。

(当日のアンケートより)
*お住まいの地域 伏見台 4名、松尾台 4名、猪名川町 1名
*年齢(~代)  40代1名(女性)、60代2名(女性)3名(男性)、
70代2名(男性)、80代1名(男性)
*性別      女性 3名、男性 6名

☆テーマ・内容について
・介護保険の説明わかりやすかったです。しかし、話していただく機会を住民に理解して
頂くためには繰り返しの説明をお願いしたい。又相談できる場所ももっと多く!
・予防の3段階を
・強い興味を感じた!!
・資料と説明でよくわかり勉強になりました。
・“介護保険 介護予防”良かったです。「こういう機会をもっと多く持っていただきたい」
と思います。
・勉強会全部に参加できていないのでまだまだわからない部分が多い事ことがわかりまし
・た これから 深い広い関係 つながりたいせつにしたいです 色々できる事があれば
少しでも     ありがとうございました
・介護保険制度
・自分としては文献調査、その他で理解できているものが多く特に新しく知識として知りたいことは、やや期待外れであった。ただ、猪名川町が現在取組みされていることは良くわかった。
・行政しか出来ないこと  医療(病院)と施設
・今回のテーマは高齢者にとって本当に大切な勉強会だと思います。毎年同じテーマで講演して頂くことを願います。
・介護保険制度と介護予防のテーマは時宜にかなったものであると思います。
☆ご参加のきっかけについて
・ちらしをいただいた。
・ボランティアとして協力できることを聞いておきたい
一住民としてもの希望も聞いておきたかった
・松尾台集会所掲示板
・親の介護に向けて
・知人のすすめ
・脳トレサポーター仲間のさそい他
・チラシを見て
・高齢者問題に関心があり、知人からチラシを貰った。
・在宅ケアを考える会の方からの誘い
☆その他お気づきの点
・良い機会なのでもっと大勢の住民が聞ける場が欲しい
意見交換(町と住民)ができる場所がほしい

*別宮様へ予防介護について講演されるのでお尋ねします
うぐいす池公園にあります機能アップ機具・
人数がそろえば専門の方の指導していただけるのでしょうか?
教えていただきたいのです